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北洋と南洋の巨大イカ

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マッコウクジラ
学名(Physeter macrocephalus)


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-マッコウクジラ

狩りをする捕食動物では世界最大の体躯を誇り、
海の世界での頂点捕食者として一角の占めるマッコウクジラ。


浜辺に打ち上げられたマッコウクジラの
胃の内容物を調べると深海性のサメやイカなどがよく発見されるらしい。


どうやら、
シャチホホジロザメ といった強力な捕食者の競合を避けるため、
狩場はもっぱら「深海」に求めているようだが、
マッコウクジラの皮膚には数多くの傷跡をよくつけられている。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-マッコウクジラの傷跡


その傷跡は
北半球の海のマッコウクジラは「吸盤の跡」が見られ、
南半球の海のマッコウクジラは「引っ掻き傷」がよく見られるという

違いがあるのだという!


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-南洋の者だね

これはどういうことなのか・・・。

マッコウクジラに傷を負わせた者が北洋と南洋で違うというわけだが、
おそらく北洋でマッコウクジラで傷を負わせたのはダイオウイカ であろう!


ダイオウイカは今まで発見されたもっとも大きな個体は全長17,5m。
体重はおよそ1トンという地球上で最大の無脊椎動物。


細長い触腕には吸盤に鋭利なリング状の刃物を備えており、
これでマッコウクジラの皮膚に吸盤状の傷をつけたものと思われる。




川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ダイオウイカとダイオウホウズキイキ

そして南洋では・・・。

ダイオウホウズキイカ という巨大イカが生息している。
全長12~14m。
2007年、捕獲された未成熟個体は腕の長さを含めない外套膜だけで250cm、
重さ450kgにも達しており、成長すれば、腕を含めて全長20mにもなるの
ではないかといわれ、ダイオウイカを凌ぐとも囁かれている巨大イカだ!


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-巨大イカの吸盤の違い

触腕にはダイオウイカと違い、吸盤の代わりに5cmもある

回転式の大きな鉤爪がある。
これでマッコウクジラから身を守り、マッコウクジラの体に引っ掻き傷を
付けているというわけだ。


しかしながら、深海という深く暗い世界で繰り広げられる
マッコウクジラと巨大イカのバトルを見たものは
未だ誰もいない。




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