シーサーペント・・・。
昔から海には巨大海蛇が存在するという伝説がある。
目撃証言もいくつもあり、多く語られる未確認動物。
大海蛇とも限らない、細長い巨大生物だといわれ、
その正体は不明。その存在も確かではない。
しかし、
1930年、デンマークの調査船「ダナ号」が、海洋調査の際に
偶然にもアフリカ南方の水深340mの深海から
巨大なレプトケファルス幼生を採取したという!
レプトケファルス幼生とはウナギやアナゴなどの幼生段階で
平たく透明でわずか数cmほどの小さな生命体だ。
しかし!ダナ号が採取したレプトケファルス幼生は
長さがなんと184cmもあったという!
ウナギのレプトケファルス幼生が成魚になるまで、
約18倍の大きさに成長する。
アナゴなら30倍の大きさに成長。
ということは・・・。
その巨大レプトケファルスが成長すると
30m以上の巨大ウナギのような
怪物に成長するということになるのだ!
これはもしかすると
シーサーペントの子どもではないかと
世界じゅうで大反響を呼んだのはいうまでもない!
しかし1960年代半ばに採取された巨大レプトケファルスは
成魚に近い状態の変態途中でソコギス類のものという
可能性が高いという。
ソコギス類もレプトケファルス幼生を経て成魚になるが
変態後それほど大きく成長することはない。
これでシーサーペントは残念ながら
再び伝説上の怪物となってしまったわけだが、
まだまだ
その巨大レプトケファルスの親が何者なのか
確たるものはわかっていない。