毎度っ!やないかw
はじめましてやね。
うち「パンブデ・ルリ子」っていうねんけどな、
言いにくいと思うから、「ルリちゃん」って
短く呼んでもらってもええで。
今回、ハルキゲニたんにお休みしてもらってやね、
ウチの登場ってなわけなんやけど、
ウチはなんの生き物かわかりはる?
カンブリア紀の5億年前に生きてた
「パンブデルリオン」ってよばれてる生き物やで!
知らんがなっ!って思いはるかもしれんけど、
まあまあ、聞いてぇな。
ハルキゲニたんは「ハルキゲニア」って生き物で
それは知ってはる人は多いとは思うんやけど、
さすがに「パンブデルリオン」は影薄すぎるやろって
ウチのことながら思うし、まあ、しゃーないわな。
せやけど、
カンブリア紀のいっちゃん有名な生き物に似てると思えへん?
ほらほら
カンブリア紀の頂点捕食者アノマロカリスやんか!
アノマロカリスの眼球をもぎ取ってまうだけで
パンブデルリオンなってまうやん!って、そう思えへん?
逆にウチに目をつけたら、ほらほらっ!
アノマロカリス以外何者やねんってなってまうやろw
実はゆうとくけど、アノマロカリスとは親戚関係やねん。
なんでアノマロカリスの親戚関係のウチが、マイナーかっていうと、
ウチが発見されたのは「シリウス・パセット」っていう化石産地で、
まあ、カンブリア紀の化石産地といえば、
カナダの「バージェス」と中国の「澄江(チェンジャン)」の
2択みたいなとこあるわけやし、
シリウスパセットってこれまた知らんやろうなぁ
シリウスパセットという化石産地を場所でいうとな、
北極圏にあるグリーンランドっていう地の果てみたいな
えげつないところにあるから、調査しに行くにしても、寒いし、めんどいし、
ほんで研究もなかなか進まへんから、日の目が当たらんってとこやろうなぁ。
まあ、そのへんはしらんけど。
まあ、
そんなシリウスパセットでどんな古生物が発見されとるんって
いわば、「シリウスパセット動物群」って言われとるやつ?
ここでザァ~っと紹介しとくわ。
ケリグマケラ 学名(Kerygmachela kierkegaardi )
まあ、見たらウチと似とる姿してるから、わかりはるとは思うけど
アノマロカリスの親戚やね、いささかウチも含めて、
アノマロカリス類よりも原始的な種類といわれとるんや。
タミシオカリス 学名(Tamisiocaris borealis)
シリウスパセットではアノマロカリスの親戚はウチとケリグマケラはんだけやない。
こっちは特殊化したちょっと変わり種のアノマロカリス類やで。
頭部の先に触腕と言ったらええんかな?
虫取り網みたいになっているやろ。これで海中にいる大量のプランクトンを
かすめとって口に運ぶって寸法やろね。
たくさんのプランクトンがあって、こういう生き物がいはるってことは
豊かな海やったんやろうねぇ。まあ、しらんけど。
ハルキエリア 学名(Halkieria evangelista)
名前から混同されがちやから、ゆうとくけど、
ハルキゲニアちゃうよ。ハルキ【エリア】やし、
全然違う生き物。
「ハルキエリアって。どこのエリアやねん」って覚えとけば
ハルキゲニアと混同されんでええんちゃうかなwしらんけど。
貝殻で覆った腕足動物の祖先って話もあるみたいやけど、
そういう話が出たんは、体の前と後ろで貝殻みたいなのが
名残っぽくあるところやろね。
それにしても腕足動物の仲間というんやったら
貝殻からめっちゃ身がはみ出とるがなw
体全体を身を守るのに、はみ出てしまった身にはウロコで覆って
なんとか間に合わせました!みたいなエライ場当たり的な生き物やなw
クレプトスーリ 学名(Kleptothule rasmusseni )
こんな見た目で三葉虫の仲間らしいで。
長さ3cm,幅わずか5ミリしかあらへん小さな生き物やから、
直で見るとゲジゲジにしか見えへんねんけどね。
もうゲジゲジでええやんwとおもったけど、
まだゲジゲジが地球上に現れていないような大昔やから
まあ、しゃーないか。
というわけで、
シリウスパセット動物群にも
なかなかおもろい奴がけっこうおるやろ?
まあ、まだまだあるんやけど、ええかげんここいらにしとくわ。
それじゃあ、ほなねっ!