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Channel: 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba
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日本の成り立ち

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日本列島はどのようにできたのか・・・。


その歴史は激しい地殻変動の連続であった。



日本という土地の起源は7億年前といわれるが、
現在の日本列島のほとんどは「付加体」とよばれる、
海洋底から運ばれた堆積物からなっているらしい。

パー付加体とは!


海洋プレートが海溝で大陸プレートに沈み込む際、
海洋プレート上にあった堆積物が剥ぎ取られ、
その堆積物が大陸プレートの縁に付着したものである。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-付加体形成プロセス

日本のもっとも古くに形成された付加体は
オルドビス紀(4億9000万年~4億4300万年前)
に形成された付加体であるそうだ。


その後、
ペルム紀(2億9000万年~2億5000万年前)
ジュラ紀(2億0600万年~1億4400万年前)
白亜紀 (1億4400万年~6500万年)と・・・


太平洋の海底から運ばれる堆積物が、北中国大陸の東縁で
断続的にぶつかり、付加体は成長していったのだ。

つまり付加体によって成長していった日本の土地。



その岩盤の分布は


日本海側が古い岩盤で、

太平洋側が新しい岩盤


ということになる。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-日本付加体の分布

ところがである!!


実際の日本の時代ごとの岩盤の分布を見ると
不思議な現象が起こっている。

日本最古の付加体は日本に3か所あり、
日本海側にある「飛騨外縁帯」はわかるが・・・。


それよりも離れて太平洋側にある「黒瀬川帯」
完全に太平洋側にある「南部北上帯」
はオルドビス紀からデボン紀に形成された

日本最古の付加体であるのだ!



川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-日本付加体の分布の謎

これはいったいどういうことなのか!?


これを解明する1つの説がある・・・。


実は約1億年前に大規模な横ずれ運動が起きたというものだ!
その横ずれの移動距離はじつに1500kmともいわれている。
下の図のようにこれで現在の日本の不思議な付加体の分布は
つじつまが合うというわけだ。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-白亜紀のプレート横ずれ運動

横ずれ運動が起こる前の恐竜時代(1億年前)の日本は
実にかなりの細長い土地だったらしい。


そして
大陸の東縁にあった日本であったが、
約1500万年前にまた大きな地殻変動で
東日本と西日本が観音開きするかのごとく
大陸を離れ、その間に海が進入して日本海ができ、
今のような弧状列島ができたようだ。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-弧状列島日本の形成


以上、これがおおまかな日本の成り立ちである。


参考にした本

日本列島の生い立ち―腕足類の化石からみた大昔の日本 (ブックレット新潟大学)/田沢 純一

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